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群馬県高崎土木事務所

高崎土木 房坂川2号堰堤新設工を

2022/12/16 群馬建設新聞

県高崎土木事務所は、高崎市上里見町地先を流れる房坂川で計画する2号砂防堰堤新設工事について、2月ごろの条件付き一般競争入札の公告へ準備を進めている。2号砂防堰堤はコンクリートボリューム約1900?で新設する。詳細設計は開発技術(前橋市)が手掛けた。国の第2次補正予算で特定土砂災害対策推進事業費8000万円を確保している。

房坂川は、2つの沢が合流し太陽誘電榛名工場(上里見町1660)の西側を抜け烏川に注いでおり、砂防堰堤は2つの沢に1基ずつ整備。東側の沢に1号砂防堰堤、西側には2号砂防堰堤を設置する。1号砂防堰堤は千代田組(高崎市)が2023年1月中旬の完成を目指し施工中。2号堰堤の地盤改良工事は廣友土建(高崎市)が実施した。

2号砂防堰堤は堤長69m、堤高6m、コンクリートボリューム1872・9?で新設する。房坂川では2基の砂防堰堤のほか、3橋の橋梁架け替え工事も実施する。3橋のうち2橋がボックスカルバート、1橋は橋梁形式で架け替える。工事は23年度以降に実施する。

橋梁架け替え工事は1号砂防堰堤の下流側を横断する市道3258号線と2つの沢が合流する箇所をまたぐ林道上神線および、合流部の下流側を横断する市道3293号線で行う。

3258号線と上神線には、それぞれ延長5・2mのボックスカルバートを現場打ちで新設する。内空断面は3258号線が幅3700㎜×高さ3800㎜。ボックスの両側に設ける翼壁部分も含め、5・4tの鉄筋と60・3?のコンクリートで築造する。基礎は置き換え基礎を想定している。1号砂防堰堤の管理用道路が沢を跨ぐ箇所に整備する。

上神線は3900㎜×4000㎜で整備。両側の翼壁含めて鉄筋5・4t、コンクリート60・9?で築造する。基礎は置き換え基礎を見込む。

3293号線については橋長6・8m、有効幅員4mの単径間RC床版橋を整備。下部工として直接基礎の逆T式橋台2基を設置する。床版は現場で鉄筋を組み、コンクリートを打設して仕上げる。2・6tの鉄筋を使用し、コンクリート14・1?を打設する。

A1橋台は高さ4mで、鉄筋1・4tとコンクリート39・2?。A2橋台は高さ5m、鉄筋1・6tとコンクリート49・5?で築造する。

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