おくの義務教育学校の一体型建設事業を進める牛久市は、2023~24年度の2カ年で既存校舎の長寿命化および児童クラブなどの増築に着手する。基本・実施設計は㈱楠山設計(千代田区)が担当。建設費を抑えるため、仮設校舎を設けず施工を進める。1年目となる23年度は新増築校舎を建設し、2年目の24年度には夏休み期間中に新校舎への引っ越しを予定。移動後に既存校舎や体育館、武道館の改修工事に着手。25年4月の開校を目指す。概算工事費については明らかにしていない。
おくの義務教育学校は、奥野小学校(久野町725)と牛久第二中学校(久野町670-1)の統合校で、20年度に設立。現在は暫定的に旧奥野小校舎を小学1~4年生が、旧牛久二中校舎を小学5~6年および中学生が使用している。
効率的な運営のため、旧牛久二中の校舎の長寿命化や増築、体育館および武道場の中規模改修などを行い、施設一体型の義務教育学校を整備することとなった。
基本・実施設計については楠山設計がまとめているところ。年明け2月ごろに実施設計方針説明会を開催予定。23年度当初予算に建設費を要望している。予算が確保できれば23年6~7月に増築校舎および給食室増設工事に着手。24年6~7月に体育館・武道館・給食室の改修を行い、24年12月ごろから外構工事に取り掛かる。
建物概要を見ると、長寿命化を行う既存校舎がRC造3階建て、延べ床面積が2805㎡。増築校舎がRC造3階建て、延べ床面積は4032㎡。内装は木材を豊富に用いることで木質化し、ゼロカーボンシティへの貢献を行う。さらに、太陽光発電等、再生可能エネルギー利用を検討。
中規模改修を予定する武道館と体育館については、RC造2階建て、延べ床面積が1922㎡。また、放課後児童クラブはW造平屋建て、床面積315㎡に増築する。
このほか、地域施設と学校のつながりを高めるため、新たな導入路を整備。奥野運動公園から同校グラウンド側の一部を桜並木とする。
事業費について非公開としているが、建設費などを軽減するため仮設校舎は設けない方針。さらに、庇を設置し外壁劣化を防止するとともに、バルコニーを設け、維持管理を容易にする。
旧奥野小学校校舎の利活用については、一体型校舎の整備と並行して検討委員会を設立。活用策の検討を行っていく計画だ。

















