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埼玉県坂戸市

東武鉄道と協議進む/坂戸駅橋上化と自由通路

2005/12/29 埼玉建設新聞

 坂戸駅北口のまちづくりを進める坂戸市は、18年度の設計着手に向け、東武鉄道と坂戸駅南北自由通路・橋上駅舎化について、協議を重ねるとともに、「都市再生学習会」を継続的に開催。1月27日には3回目となる学習会を開く。

 坂戸駅南北自由通路・橋上駅舎化は、19年度着工のスケジュールを示しており、21から22年にかけての完成を予定している。

 年度いっぱいの納期で、坂戸駅北口周辺地区市街地再開発等調査(A調査)および都市再生計画策定業務を東武計画(豊島区、電話03-3986-1871)が担当して、作業を進めている。

 調査対象は日の出町地内、東武東上線、都市計画道路駅東通り線、県道日高川越線、県道川越坂戸毛呂山線などに囲まれた8・7ha。戸建住宅、マンション、商業が混在している地域。

 坂戸駅は1日約2万8000人の乗降客がある。地区内の人口は増減を繰り返しているものの、減少傾向にある。道路は幅員4m未満のものが多く、古い木造住宅が密集しているなど、防災上危険なか所もある。

 昭和50年代には、土地区画整理事業を導入する構想が持ち上がり、A、B調査を実施した経緯がある。今回の業務では、現況調査、資金計画、権利調査、整備手法などを探る。

 計画策定にあたっては、地元の意向を反映させるため、8月に事業説明、質疑・意見交換を行うべく、学習会を開催。11月には2回目の学習会を開催した。

 その第2回学習会では、「地区の個性、問題点はなんだろう」というテーマで、ワークショップ形式により、意見を出し合った。

 問題点としては、<1>道幅が狭く歩道のない場所があり危険<2>駐車場が少なく路上駐車が多い<3>地区内にちょっと安らぐ公園などがない<4>駅前広場が狭く、道路混雑の原因となっている――などがあがった。



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