栗橋町は、国土交通省利根川河川事務所が進める首都圏氾濫区域堤防強化対策事業のスーパー堤防案に対して、「より安全性の高いスーパー堤防での整備を行い、町の歴史、文化を継承し、中心市街地やコミュニティーを再生する」まちづくりプランを策定することで国と合意した。
現在町では、10月の組織改革で都市整備課内に「都市再生・堤防強化グループ」を設置。有識者による「栗橋宿再生プラン策定委員会」も組織し、整備に当っての検討に乗り出している。
今後、これら検討委員会での案をメリット・デメリットなどを精査。それぞれの案に対する概略構想を策定。18年度には地元住民への説明会も開催を予定している。また、町では同事業に対し、HPや広報などで情報提供を行っているが、今後とも事業の進捗にあわせ、全町民への情報発信および何らかの方法で意見収集をする予定。議会での議論も今後深めていく。
町では、同事業が用地買収事業であることから、歴史・文化の喪失や商店街の衰退に拍車がかかるなど、町全体への影響を懸念。国が進める同案に対して、代替案の可能性について、国と協議していた。