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22年プレイバック(東毛)

2022/12/27 群馬建設新聞

東毛地域では、桐生市と大泉町で新庁舎整備に向けて大きく動きを見せた。桐生市は庁舎建設工事が発注され、関東建設工業・吉田組・桐生建設・野村建設工業JVが落札。2024年10月末工期で工事を進めていく。大泉町は庁舎建設に向けた基本実施設計業務の委託を実施。年明けにも設計業者が決定し、2024年度からの着工を予定する。このほか、桐生市では市制100周年を迎え、記念事業として、黒保根小学校と黒保根中学校を統合した黒保根学園の改修工事が完了。みどり市でも笠懸西小学校の建設を終え、笠懸小学校の分離新設校として新たな歴史がスタートした。各市町村の動向をプレイバックする。

【桐生市】

庁舎建設は既存庁舎(織姫町1-1)の老朽化に伴い実施。延べ床面積約1万2000㎡の庁舎建設工事や既存庁舎解体工事、外構工事などを含め、25年度までの全事業完了を目指して工事を進めることとなる。

桐生市市制100周年記念事業としては黒保根学園改修のほか、桐生が岡動物園のレッサーパンダ舎を建設し、新たな園のアイドルとして迎え入れた「ライム」「タオタオ」「フラン」が来園者を癒している。

【太田市】

太田西複合拠点公共施設整備事業や市営住宅大島団地大規模改修、西部消防署庁舎等建設などの複数年で行う大規模建設事業がスタートした。プロバスケットボールチームの群馬クレインサンダーズの新施設として整備を進める市民体育館の建設も進む中、周辺の運動公園整備を動き出した。

【館林市】

木戸町と日向町を結ぶ江川橋の架け替え事業を推進。22年度は架設位置や既存橋梁の撤去方針などが決定した。設計業務は冨永調査事務所(高崎市)が手掛け、23年度に本格的に用地買収することとなる。新橋の橋長は77m。架設位置は、森の木排水機場の北側で、既存橋梁から南へ300mほどの位置。構造は鋼2径間連続鈑桁橋、橋台は逆T式、橋脚は壁式。橋台・橋脚ともに基礎は場所打ち杭を採用する。


【みどり市】

西鹿田グリーンパーク整備事業が控えており、基本計画・実施設計業務委託に着手。建設技術研究所(東京都中央区)が業務を進めているところ。

入札制度の変更も行われ、4月1日から一般競争入札および指名競争入札における最低制限価格の取り扱いを変更した。指名競争入札において、建設工事・コンサルについても最低制限価格を適用するほか、最低制限価格を事前公表から事後公表へ変更を行い、これまで、最低制限価格は一般競争入札の工事(2000万円以上)のみの設定としていたが、指名競争入札にも設定することで、ダンピング対策のさらなる徹底を目指していく。


【東部水道企業団】

みどり支所の新庁舎が完成。新庁舎はZEBの認証も取得しており、環境に配慮した庁舎として建てられた。

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