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2022年を振り返る/横断道効果で進出目立つ【民間の動き】

2022/12/29 山梨建設新聞

◎南アルプス市の旧完熟農園跡地にコストコが進出

 中部横断自動車道南アルプスICに隣接する、南アルプスIC新産業拠点整備事業用地(約12ha)に、大型商業施設のコストコが出店を決めた。

 中部横断道南アルプスICに隣接する好立地を活かして、旧完熟農園の跡地を新産業拠点として整備するもの。

 概要は、地域交流(3~4ha)と交通拠点(1ha)、大型商業(6ha)に区分され、東側の大型商業エリアにコストコが入る。店舗は平屋建てで、面積が約1万5000㎡。800台分以上の駐車場とガソリンスタンドを併設する。開業は2024年度を目指す。

 また、地域交流エリアには、アルプス(昭和町)を代表企業とするヒカレヤマナシを経営主体とした飲食店など、約20店舗が出店する予定。旧完熟農園跡地の建物を活用した農産物の直売などを計画している。


◎岡島百貨店跡地の再開発計画を発表

 岡島(甲府市丸の内、雨宮潔代表取締役社長)は、百貨店跡地の再開発計画を7月28日に発表した。現在の建物は2023年2月で営業を終了する。跡地には商業施設やマンションが入居する地上28階建ての複合ビルを建設する計画で、28年のオープンを目指す。

 現在の岡島百貨店の建物は1988年に行った増改築工事を最後に34年が経過する。内部は経年劣化が進み、大規模な修繕が必要となっていた。同社は、既存建物の解体と不動産売却による跡地の再開発に踏み切った形だ。

 今後の岡島百貨店は、既存建物の北西側に位置する商業施設「ココリ」の地下1階から2階フロアに店舗を移転して、23年3月から営業を開始する。店舗面積は約4500㎡。

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