千葉市は、2023年度予算要求概要を明らかにした。千葉中央コミュニティセンター再整備2億5100万円、新市民会館整備1億8300万円、新児童相談所整備3800万円、千葉マリンスタジアム(建て替え・改修)基本構想・基本計画策定40万円を要求。千葉中央コミュニティセンター再整備については、アーリー・コントラクター・インボルブメント(ECI)方式での減築大規模改修を検討しており、年度内に基本設計をまとめるとともに、発注方式を決定する。23年度と24年度の実施設計を経て、25年度に着工し、27年度末までの整備完了を目指す。
一般会計の見積額は、対前年度比4・9%増の5124億円。このうち、都市局231億5800万円(同11・7%増)、建設局356億8300万円(同13・4%増)となっている。
特別会計の見積額は、同1・1%減の3421億800万円。うち、農業集落排水事業8億3800万円(同8・5%増)、都市計画土地区画整理事業12億4600万円(同6・4%増)、市街地再開発事業7億5100万円(同21・5%減)。
企業会計の見積額は、同4・5%増の995億1200万円。うち、下水道事業622億500万円(同7・4%増)、水道事業40億5600万円(同1・2%増)。
新市民会館は、中央区新千葉1―3ほかの東日本旅客鉄道千葉支社跡地に建設予定の再開発ビル内に整備を計画。22年4月21日には、東日本旅客鉄道と「JR東日本千葉支社跡地における市民会館との一体整備」に関する基本協定を締結した。年度内に基本設計、23年度に実施設計をまとめ、24年度に着工し、27年度の開館を目指す。再開発ビルは、市民会館のほか、商業、業務、宿泊、駐車場等が整備される予定。
新児童相談所整備に関しては、児童相談所が1所体制となっていることを踏まえ、児童虐待の増加・複雑化・困難化に適切に対応するため、新たな児童相談所を建設する。建設候補地は、市域東側の中央区、緑区、若葉区のいずれかを予定。3月頃に基本計画を策定し、23年度に基本設計をまとめ、24年度の実施設計を経て、25年度の工事発注を目指す。
老朽化が進む千葉マリンスタジアムについては、23年度に基本構想をまとめ、県をはじめとする関係者との協議・検討や市民への意見募集などを経て、24年度までに基本計画を策定し、「新スタジアムの建設」または「現スタジアムの改修」の方向性を決定する。
下水道事業会計では▽雨水管渠の整備=重点地区の弁天・都町・宮崎・みつわ台、一般地区の千城台南・誉田町・稲毛海岸ほか▽雨水浸透施設の整備=小仲台、千城台東、千城台南▽下水道施設の耐水化=都ポンプ場▽管渠の耐震化=星久喜町、都町、検見川町、貝塚町、坂月町、桜木、高品町、加曽利町、こてはし台、みつわ台、若葉ほか▽下水道直結式マンホールトイレの設置=末広中学校、朝日ヶ丘中学校、第二養護学校、高洲小学校、高浜海浜小学校▽処理場・ポンプ場の耐震化=都ポンプ場、ひび野ポンプ場の耐震補強ほか▽管渠等の改築=今井、仁戸名、港町、作新台、さつきが丘、穴川、稲毛東、山王町、中田町、みつわ台、越智町、新港、幕張西、高浜ほか▽処理場・ポンプ場の改築=南部浄化センター沈砂池設備・水処理設備・ボイラー設備、中央浄化センター水処理設備、都ポンプ場自家発電設備、村田雨水ポンプ場ポンプ設備▽施設の再構築=中央浄化センター▽未普及地域の解消=塩田町、蘇我、村田町、出洲港、犢橋町、宮野木町、加曽利町、若松町、椎名崎町、土気町ほか▽包括的民間委託=中央浄化センター、南部浄化センターほか――などを推進する方針。
23年度予算要求の主要事業一覧
千葉市は、2023年度予算要求で、新規事業として脱炭素先行地域の推進6億2000万円、幕張新都心豊砂地区における官民連携まちづくり・ウォーカブル推進4000万円を要求している。脱炭素先行地域に関しては、幕張新都心地区、動物公園地区、施設群の住宅461棟・民間施設44棟・公共施設752棟におけるZEH住宅群の整備や市有施設への太陽光発電設備の導入を進める。事業期間はおおむね5年間を見込む。支援業務は、デロイトトーマツコンサルティングが3月31日まで担当している。
幕張新都心豊砂地区における官民連携まちづくり・ウォーカブル推進については、市道豊砂701号線において、歩行者や来街者のアクティビティの変化等の把握を目的とした「幕張豊砂プレイスメイキング実証実験」を3月31日まで実施。ストリートファニチャーや人工芝を整備し、アクティビティが創出される空間づくりを検証。実証実験の終了後、地元組織が自主的に運営管理できるような体制づくりを検討し、空間創出のための環境整備などを進めていく。
主な予算要求事業は次の通り。
〔▽事業名=事業費、事業概要〕
○総務局
【危機管理部】
▽市立学校などの蓄電池整備(新規)=1億500万円、設備工事など
○財政局
【資産経営部】
▽新庁舎の整備工事=15億1900万円、敷地内整備工事・旧庁舎解体工事など
▽千葉中央コミュニティセンター再整備=2億5100万円、実施設計(2億3000万円)・実施設計技術協力(100万円)・コンストラクションマネジメント(2000万円)
○市民局
【生活文化スポーツ部】
▽新市民会館の再整備=1億8300万円、実施設計など
○保健福祉局
【医療衛生部】
▽環境保健研究所の移転整備=20億5100万円、移転に伴う整備の推進
▽平和公園の拡張建設=3億5900万円、平和公園A地区に合葬式樹木葬墓地などを整備
○こども未来局
【こども未来部】
▽公立保育所の建て替え=3億8600万円、老朽化が著しい公立保育所の建て替え工事など
▽新児童相談所の整備=3800万円、基本設計など
○環境局
【環境保全部】
▽脱炭素先行地域の推進(新規)=6億2000万円、ZEH住宅群の整備など
【資源循環部】
▽新清掃工場の整備=39億1800万円、北谷津用地の新清掃工場建設工事、新港用地のPFI等導入可能性調査など
▽塵芥汚水処理場の建て替え=9800万円、建て替え工事▽次期最終処分場の整備=2200万円、建設候補地の検討
○都市局
【局課】
▽千葉マリンスタジアム(建て替え・改修)基本構想・基本計画策定=40万円、基本構想の策定など
▽都川・花見川・鹿島川を活用したまちづくりの推進(新規)=1400万円、(仮称)かわまちづくりビジョンの策定
▽幕張新都心豊砂地区における官民連携まちづくり・ウォーカブル推進(新規)=4000万円、空間創出のための環境整備など
【都市部】
▽海浜幕張駅蘇我方面の改札口新設など=9700万円、新改札口設置費用の一部負担
▽千葉駅周辺における官民連携まちづくり・ウォーカブル推進=1200万円、道路の基本設計など
▽JR蘇我駅東口駅前地区のまちづくり=800万円、再開発事業の検討
▽JR稲毛駅東口駅前地区のまちづくり=1800万円、再開発事業の検討
▽都市モノレール施設更新改良=6億5200万円、経年劣化に伴う施設や設備の更新など
▽寒川第一土地区画整理=13億8000万円、道路工事など
▽東幕張土地区画整理=8億5800万円、JR幕張駅北口駅前広場の整備など
【建築部】
▽市営住宅の整備=9億3900万円、市営住宅の計画的な修繕、老朽化した市営住宅の解体
▽市有建築物計画的保全=40億7300万円、建物の適切な維持管理
【公園緑地部】
▽稲毛海浜公園のリニューアル=4億5100万円、民間活力を導入した施設リニューアル
▽千葉公園の再整備=10億5500万円、民間活力を導入した野球場跡地への賑わいエリア整備
▽青葉の森スポーツプラザの施設整備=7500万円、老朽化したスポーツ施設の修繕工事
▽公園トイレの快適化=2億6600万円、トイレ改修工事
▽身近な公園のリフレッシュ推進=2億8300万円、老朽化の進んだ遊具等の更新、
出入口等のバリアフリー化など
▽花島公園の魅力向上=3000万円、老朽化した施設の改修工事
▽泉自然公園の魅力向上=4000万円、老朽化した施設の改修工事
▽身近な公園の整備=1億8600万円、レクリエーションの場となる公園の整備
○建設局
【土木部】
▽道路施設の長寿命化=32億5800万円、道路施設の計画的な補修
▽舗装の新設など=33億2700万円、舗装・側溝の新設・改良
▽無電柱化の推進=11億8700万円、緊急輸送道路等における電線類地中化の推進
▽橋梁の耐震化=2億8100万円、橋梁の耐震補強工事
▽花見川に架かる2橋の架け替え整備=2億6900万円、柏井橋と亥鼻橋の架け替えおよび歩車道分離
▽交通安全施設の充実=6億7900万円、防護柵等の設置など
▽歩道の改良=3億300万円、バリアフリー化など
【道路部】
▽都市計画道路「塩田町誉田町線」の整備=12億3100万円、塩田町地区約0・8kmと誉田町地区約1・4kmの整備
▽都市計画道路「磯辺茂呂町線」の整備=14億8000万円、園生町交差点から園生町111号線までの約2・4kmの整備
▽都市計画道路「村田町線」の整備=1億1100万円、接続する周辺道路の整備など
▽都市計画道路「誉田駅前線」の整備=3億4200万円、現道拡幅とJR誉田駅南口駅前広場の整備
▽都市計画道路「幕張本郷松波線」の整備=6億2400万円、国道14号と並行する幹線道路の整備
▽都市計画道路「本町星久喜町線」の整備=3億7700万円、都市計画道路要町寒川町線から国道16号までの幹線道路の整備
▽都市計画道路「加曽利町大森町線」「大森台駅前線」の整備=3億1500万円、京成大森台駅駅前広場周辺道路の整備
▽交差点の改良=2億200万円、右折車線・左折車線の設置など
▽歩道の整備=3億8900万円、通学路や歩行者の通行が多い道路への歩道設置
▽踏切道の改良=1億8100万円、踏切内と前後道路への歩道設置
▽生活道路の整備=4億5800万円、道路拡幅、局部的な改良、待避所整備など
▽自転車を活用したまちづくり=10億4100万円、駐輪場の整備など
【下水道企画部・施設部】
▽河川の改修=6億8200万円、大雨時における被害軽減を図るための改修
▽排水施設の整備=3億7900万円、排水路・都市下水路の整備など
▽急傾斜地崩壊防止工事の推進=3億6900万円、崩壊防止工事
○水道局
▽水道管路の耐震化=2億3000万円、緑区給水区域にある老朽化した水道管路の
耐震化
▽水道管路の整備=1億8500万円、若葉区内における既設管路に接続する配水管の布設
○病院局
▽新病院整備=46億9200万円、海浜病院の機能を基盤とした新病院の移転新築工事
○教育委員会事務局
【教育総務部】
▽学校施設の環境整備=3億300万円、大規模改造(実施設計1校)・外壁改修(実施設計2校)・トイレ改修(実施設計27校)
▽各種改修・校庭整備=8億1900万円、給水設備改修(設計3校)・消火設備改修(設計4校、工事2校)・屋上防水改修(工事5校)・校庭整備(実施設計3校)ほか
▽校舎等解体=6億6500万円、学校統合により廃校となった2校の跡地活用等に向けた校舎などの解体
▽新設校建設=2億1300万円、幕張新都心若葉住宅地区における新設校建設に向けた実施設計・杭打ち工事
▽中等教育学校整備=8億400万円、稲毛高等学校・附属中学校の老朽化した校舎等の大規模改造工事など
【生涯学習部】
▽特別史跡加曽利貝塚史跡等の整備=1億4700万円、基本計画に基づく博物館の整備
○特別会計、企業会計
▽動物公園事業特別会計=16億3800万円、動物公園リスタート構想に基づくハード・ソフト整備
▽下水道事業会計=622億500万円、都ポンプ場・ひび野ポンプ場の耐震補強工事、雨水対策重点地区・一般地区における雨水管渠等の整備など

















