第5回では県西地区の2023年主要事業を取り上げる。桜川市は新庁舎建設事業を進めており、実施設計を23年8月までにまとめる。古河市では、仮称・新公会堂の整備を計画している。仮称・新公会堂は22年度を含む9カ年計画で、23年度より基本構想の策定を進める。結城市においては山川不動尊あやめ園整備事業を予定。整備工事を3期に分け、順次を進めていく。筑西市は猫島地内工業団地の企業に、水道水の安定供給のため、隣接地に専用水道施設の整備を計画している。 桜川市は新庁舎を23年11月の着工に向けて基本設計を12月末、実施設計を23年8月31日までにまとめる。25年9月の全工事完了を予定し、同年12月の開庁を目指す。事業費が42億4000万円(外構、付帯工事を含む)を試算する。 建設予定地が、現在の大和庁舎(羽田1023)を中心に2万1900㎡。新築部分はRC造4階建て、延べ床面積約7900㎡を想定している。新庁舎に加えて93年に新耐震基準で建てた大和庁舎東庁舎を大規模改修し、新築部分と一体的に使用する。東庁舎はRC造3階建て、延べ床面積約1100㎡。
古河市の仮称・新公会堂は、開館を30年度に予定し23~24年度に基本構想を策定するほか、24~25年度で基本計画をまとめる。順調なら26~27年度に基本・実施計画を行い、28年度から3カ年で建設工事を予定。
建設候補地が古河駅周辺から古河駅東部周辺と諸川周辺の2エリア。建設候補地の選定に当たっては、敷地面積や都市計画上の法的制限、交通利便性、周辺まちづくりへの波及効果などの視点で検討していく。
結城市は山川新宿地内の山川不動尊あやめ園整備事業を進めている。「山川不動尊近隣公園整備工事」として3期に分け、順次工事を進めることとなる。順調なら、第1期工事を23年度に実施。続いて、第2期を24年度、第3期を25年度に施工する日程を描いている。 本事業は、山川不動尊左側2・35haに公園を整備するもの。姉妹都市の山形県長井市から、あやめの寄付を受け、休耕田に定植させたことがきっかけ。整備がなかなか進まない状況だったが、20年度より都市計画課に整備を移管したため、再度計画を見直す運びとなった。
筑西市においては、猫島地内の県道7号線沿いに位置する同工業団地で、立地する企業に水道水を安定して供給するため、隣接地に専用水道施設の整備を計画。水量が700立方m規模としている。順調に進めば23年度に施設整備工事に着手し、24年3月の完成を見込んでいる。