県内で発生した高病原性鳥インフルエンザで、県内建設業が防疫作業の最前線で活躍している。新潟県建設業協会では、県との災害時応援協定に基づき家畜伝染病まん延防止に係る防疫作業で、殺処分した擬似患畜などの埋却作業や運営補助などを行っている。

　村上市内では、陽性判定を受けた６日の午前８時から防疫措置を開始。24時間、３交代制で殺処分した擬似患畜などの埋却準備や埋却作業のほか、運営補助として消毒ポイントでの休憩所、トイレ管理、資機材運搬などを実施している。

　また昨年11月17日に阿賀町で発生した鳥インフルエンザにおいても会員企業が11月17日～24日までの７日間にわたり、延べ２００人で農場内埋却作業を支援したほか、11月17日～12月15日の阿賀町内２カ所での消毒ポイント運営補助には、延べ30人が従事した。

　建設業は社会基盤整備や自然災害だけでなく、あらゆる危機事案に対して、県内の安心・安全のため最前線で貢献している。