県高崎土木事務所は高崎市下室田町で花見町1砂防堰堤新設工事に向けた延長約150mの管理用道路工事について3月中の指名通知へ発注準備を進めている。工種は土木一式で、工事期間は7カ月を想定している。
整備場所は主要地方道あら町下室田線下村交差点から西へ約400m向かったところの長年寺前バス停北側。現場は谷地形となっている。本堤や副堤の他、工事用を兼ねる管理用道路を整備する。人家11戸と、あら町下室田線、要配慮施設の榛名愛育幼稚園を保全するため工事を行う。
本堤は堤長45m、堤高6・5m、コンクリートボリューム1203立方mで新設。下流側に設置する副堤は堤長32m、堤高5m、コンクリートボリューム473立方mで築造する。
管理用道路は高崎市道1642号線から同線東側に位置する砂防堰堤設置箇所に向かって427・5m整備。うち、副堤までを結ぶ区間が364・5mで、残る63mは途中で分岐し本堤までを結ぶ区間となる。管理用道路は全幅4m、有効幅員3mで整備、コンクリート舗装で仕上げる。最急勾配は約13%。再生砕石40を使用する路盤工は厚さ10㎝で施工し、表層工は厚さ15㎝のコンクリートを施す。
2021年度に初弾工として1642号線から砂防堰堤設置箇所に向かった約143mの管理用道路工事を発注。廣友土建(高崎市)が施工した。今回は21年度発注箇所の続きから砂防堰堤設置箇所に向かって約150m区間の管理用道路工事を発注する。現時点で計画する施工内容は◇切土工=V約1550立方m◇盛土工=V約240立方m◇植生マット工=A約620㎡◇植生シート工=A約240㎡◇砕石舗装工=A約530㎡-。コンクリート舗装は堰堤完成後の施工を予定している。
詳細設計は冨永調査事務所(高崎市)がまとめた。