新潟市建設業協会(福田勝之会長)は20日、新潟市中央区のANAクラウンプラザホテル新潟で2023年の新年祝賀会を開いた。今回は3年ぶりの開催となり、新潟市の発展とともに会員各社の飛躍の年になることを願った。
冒頭、福田会長は建設業界を取り巻く昨年の厳しい状況を振り返りながら「地元建設業界が長期安定的な経営が図られるよう公共事業の確保をお願いする」と新潟市へ要望。さらに、建設業の未来に向け「必要なのは次世代を担う若者たちが未来への希望を託し、安心して働くことのできる魅力ある産業になること。働き方改革と合わせて実施していただきたいのは生産性向上への取り組みであり、ICTの利活用などにより工事がより効率的に進められるよう創意工夫を」と要請した。会員企業に対しては「これからも地元の皆さまから愛され、信頼される企業であり続けていただきたい。選ばれる都市・新潟市の実現にはわれわれ地元建設業が大きな役割を担えると自負している」と述べ、一丸となって取り組むことを呼び掛けた。
来賓あいさつで、新潟市の中原八一市長は、会員企業の協力により市内のインフラ整備・維持管理が円滑に進んでいることに感謝しながら、稼げる都心エリアへの発展、地区の活力向上などに意欲を示し「今年が各社にとって本当に明るく飛躍できる年になるよう祈念する」と述べた。
引き続き新潟市議会の古泉幸一議長が乾杯の発声を行い、関係者が交流を深めた。
なお開会前には、昨年の新潟市優良工事表彰を受賞した会員10社に対して、福田会長から記念品が贈呈された。
【写真=新年の発展を願って乾杯。福田会長】