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建設工事8割程度が契約済み/県内のリニア新幹線整備

2023/01/27 山梨建設新聞

 県は、リニア中央新幹線整備に伴う駅周辺整備に取り組む。県内事業の進捗として、本線の用地取得は全体の6割を越える契約を実施。建設工事は県内全体の8割程度が契約済みという。県が進める交通結節機能は、有識者の意見を聞き具体化していく。甲府市が取り組むまちづくりは、整備方針の策定に向けて検討中。12月県議会の代表質問において県が答弁したもの。

 県内事業の進捗状況としては、リニア本線の用地取得は全体の6割を越える地権者との契約を実施。建設工事は県内全体の8割程度が契約済みで、JR東海ではおおむね順調に進捗していると把握する。

 駅周辺整備については、リニア開業効果を全県に波及させるための広域的な交通結節機能は県が担い、将来のまちづくりは地元の甲府市が主体となる役割分担のもとで進めている。

 このうち、県が取り組む広域的な交通結節機能については、駅前に必要な施設や規模、配置に関して、有識者の意見を聞きながら具体化していく方向。

 甲府市が取り組むまちづくりでは、現在市が具体的な整備方針の策定に向けて調査や検討を行っている。県としては、緊密に連携しながら、積極的な支援を行っていく。

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