東京都新宿区西新宿三丁目西地区で計画されている「西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発事業」が、1日に市街地再開発組合設立へ都知事の認可を受けた。野村不動産、住友商事、東京建物、首都圏不燃建築公社が参加組合員として事業に参画する。総戸数3200戸の大規模共同住宅はじめ、商業施設、子育て施設などが整備される。2031年度の建物竣工を目指す。
場所は新宿駅と京王新線初台駅の間に位置する新宿区西新宿3丁目8~19(住居表示)。施行区域面積は約4・6ha。街区構成はA-1、A-2、A-3を設定。A-1街区には高さ約229mの北棟、約228mの南棟を配置。住宅、店舗、事務所、生活支援施設、駐車場、保育所などを主用途とした。A-2、3街区はともに高さ約35mの建物で、住宅、店舗、生活支援施設、駐車場などを導入する。建物の総延べ床面積は約38万3600㎡を予定。
再開発ビルのほか初台駅~新宿駅方面(十二社通りまで)の歩行者デッキ整備、道路の一部拡幅、災害時に帰宅困難者が一時利用できる4500㎡の広場整備なども計画している。