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群馬県建設企画課

県建設企画課 生産性向上などの取り組み 目標件数達成見込む

2023/02/08 群馬建設新聞

県県土整備部が取り組む建設現場の生産性向上・DXの推進および建設現場の働き方改革について、年度当初に掲げた取り組み目標件数に対し実施工事件数が概ね達成する見込みを示した。県建設企画課が示した2022年12月末における件数を調査し集計した結果に基づくもので、年度末を待たずに目標を達成している取り組みもある。

建設現場の生産性向上・DXの推進では、ICT活用工事として対象とする全ての工事について「発注者指定型」もしくは「施工者希望型」で入札公告することとしており、これまでに352件の入札公告を執行。22年12月末時点での実績は21年度の149件を上回る191件となった。

CCUSは原則、設計金額1億円以上は「発注者指定型」、その他の工事は「受注者希望型」で入札公告をするとしている。これまでに823件(うち発注者指定型29件)を入札公告しており、既に82件で実施。現在工事中の現場もあることから、年度末までに21年度実績である87件を上回る見込みで推移している。

建設現場の働き方改革に関する週休2日制現場は、原則、対象とする全ての工事について「受注者希望型」で入札公告しており、これまでに645件を公告した。このうち183件の工事について実施、既に昨年度実績86件から拡大している。

通信環境などが確保できる現場において、原則全ての工事に適用するとしたWeb監督は「発注者指定型」で613件を入札公告。21年度実績80件に対して22年度12月末時点で162件となっており、既に昨年を上回る実績となる。

県建設企画課は23年度も同様の取り組みを積極的に進めていくとしている。

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