長岡市でこのほど、若者の地元定着に向けた「高校生のための企業フェスinアオーレ」が開かれた。長岡市周辺の高校13校から約500人の2年生が参加。長岡市、小千谷市、見附市、出雲崎町に事業所を構える企業134社が出展し、企業の特徴や仕事の内容などをPRした。
協議会は、長岡市が長岡公共職業安定所、長岡商工会議所、長岡地域商工会連合会との連携で組織。高校生の地元就労を目的とする取り組みを展開する中で、長岡地域定住自立圏内3市1町の2年生とその保護者を招いた大規模な開催となった。
各社はアオーレ長岡のアリーナ、市民交流ホール、会議室にブースを設置。1回20分の説明時間をフル活用し、生徒たちに仕事の概要を説明。熱心に質問する生徒の姿が見られた。
建築・土木関連では北陸施設工業、宮内測量設計事務所、河田建設、竹田工務店、星野組、タツミ、大石組、中越興業、多田組、中元組、松井組、秀和建設、北越トラスト、志田材木店、小杉土建工業、吉原組、伊藤建設のほか、電気設備、機械設備、道路保全業など多くの企業が参加した。
5人の生徒に話しをしたという小杉土建工業の小杉尚志代表取締役社長は「企業PRには県外を含め年間10回くらい行っている。全体を見ると食品やサービス業などに人気があるようだ。建設関係は難しいが、一人でも関心を持ってくれたらと思う」と語った。
長岡市商工部産業立地課の門脇亮課長補佐は「対面式での開催は2年ぶり」と述べ「134社参加は県内最大規模。若い人に地元にはこんな企業があるということを知ってもらいたい。既に県外での進学を決めている生徒も参加している。新潟県は、実は学生のUターン率が高い。一旦都会に出ても地元に帰って就職する時の参考にしてほしい」と話した。
【写真=アリーナでの出展の様子】