龍ケ崎市(萩原勇市長)は10日、2023年度当初予算案の概要を明らかにした。新保健福祉施設建設は14億1280万円、新長戸コミュニティセンターでは建設工事費4億1045万円、長山中高一貫教育学校実施設計費1億1630万円を計上した。いずれも23~24年度の2カ年継続費に設定。森林公園においてはPark-PFIによる再整備に着手。2カ年継続費6億7701万円を付けた。普通建設費を見ると23億9676万8000円で前年度比41・2%増。保健施設建設事業などが主な要因。
一般会計全体では277億7000万円となり前年度比7・8%の増で過去最大となる。普通建設費は新保健福祉施設や新長戸コミュニティセンターの工事着手などが要因となり、前年度比41・2%増の大幅な伸びとなった。なお、道の駅整備に関して萩原市長は「市民との意見交換が不十分である」などと説明し、継続か中止かの見解は示さなかった。
新保健福祉施設は、分散している保健センターなどの機能を1カ所にまとめることで、利便性向上を図る。7月ごろに一般競争入札で発注となる見込み。公募型プロポーザル方式なども検討しているという。建設工事費は2カ年継続費14億1280万円を設定した。
新長戸コミュニティセンター建設は、7月ごろに一般競争入札を公告する。9月の定例議会で本契約の承認を得て、10月ごろに着工したい考え。工期については10カ月程度を見込んでおり、23年度からの2カ年継続費4億1045万円を盛った。24年の夏に完成を目標とする。
小中一貫校では長山中学校敷地内に新設を計画。23年度からの2カ年で増築する小学校の実施設計を策定。2カ年継続費として1億1630万円を付けている。25年度には中学校の長寿命化に着工し、27年度統合校開校を目指す。
森林公園においてはPark-PFIにより再整備に着手。2カ年継続費6億7701万円を投じる。23年度は用地取得のための不動産鑑定や境界確定を行う。
佐貫3号線は、全長2030mの都市計画道路。JR龍ケ崎市駅東口から線路沿いを北上し、若柴町地内の県道八代庄兵衛新田線と広域農道との交差点に接続。全長2030m。
ほか市営住宅長寿命会計画策定費に573万1000円、都市計画マスタープラン策定費では385万円などを計上している。