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矢板市予算案、泉中複合化、城の湯に工事費、東小、矢板中体育館改修で設計

2023/02/11 栃木建設新聞

矢板市予算案、泉中複合化、城の湯に工事費、東小、矢板中体育館改修で設計

 矢板市は10日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は、前年度比8・4%増の150億9300万円で過去最大。普通建設事業費は継続の文化スポーツ複合施設に加え、泉中学校施設転用・複合化、城の湯温泉センター改修など新規事業の工事費を計上し、78・4%増の29億9663万8000円。東小学校大規模改修基本・実施設計費、矢板中学校体育館長寿命化改修設計費、都市構造再編集中支援事業費、新庁舎整備基本構想策定委託費を措置した。(3面に予算額)

 庁舎は非常用発電設備更新に1040万円を計上。庁舎整備基本構想策定費は560万円。整備基金には1億円を積み立てる。

 新エネルギー利用促進事業は1460万円。避難所などの公共施設への省エネ・再エネ設備導入基本設計に860万円、太陽光発電設備など家庭への補助金に600万円。

 地籍調査は新たに扇町Ⅱ、Ⅲ地区に4730万円。合併処理浄化槽設置補助事業では宅内配管工事費や撤去費用の一部補助に410万円を措置した。

 都市構造再編集中支援は1億1200万円。矢板駅周辺地区都市再生整備計画に基づく事業で、市道東町鹿島町1号線富田アンダーでポンプ設備制御盤や非常用発電機の改修工事、市道末広町6号線舗装改良工事を実施する。

 泉中学校施設転用・複合化は3億8620万円。校舎に泉公民館や泉保育所、はつらつ館、郷土資料館などの公共機能を集約する。新年度早期に発注し24年4月の供用を目指す。建物工事に3億1400万円、校庭に芝生を植栽する外構工事などに6000万円、工事監理業務等委託に1200万円を配分する。

 複合化に伴い泉中プール、武道館の解体工事費4550万円、泉公民館解体実施設計費400万円、泉保育所解体実施設計費260万円を計上した。

 城の湯温泉センター改修は工事費2億1530万円、監理業務委託費350万円。2号館に宿泊機能を加えるため浴場エリアを2人部屋14室、4人部屋4室、6人部屋1室に改修する。単年度で整備する。

 東小は老朽化が著しい校舎や体育館を改修。23年度に基本設計(3300万円)、24年度に実施設計、25~27年度に建物や外構工事を進める予定。矢板中体育館の改修設計は1100万円。

 道路新設改良費は3億5800万円。市道木幡安沢1号線2期、3期工区や109号線、長井地区で県道県民の森矢板線と併せて改良する泉長井1号線、長井幸岡1号線の整備を促進。道路維持費では路面性状調査委託に220万円を措置した。

 橋梁維持費は6100万円。1番橋の補修工事、田中橋、内川橋の補修設計、新幹線跨線橋1橋を含む34橋の点検業務を委託する。

 わかば通り整備事業は3億1990万円。用地購入・補償をメインに一部工事を実施する予定。

 老朽化した上太田市営住宅6棟の解体工事に5000万円。本町駐車場撤去工事費も措置した。

 水道事業会計は12億5300万円(前年度比0・3%減)。施設整備費は4億3900万円(1%増)。老朽管更新や水源施設の整備を進める。

 下水道事業は12億8970万円(8・9%増)。管渠建設改良費は1億9300万円(30・8%増)。

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