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23年度当初予算で西蒲庁舎は基本構想、鳥屋野潟南部に複合拠点、普通建設費390億、18%大幅増

2023/02/15 新潟建設新聞



 新潟市(中原八一市長)は14日、2023年度当初予算案を発表した。西蒲区役所庁舎の整備に150万円を当て、基本構想の策定に着手するほか、鳥屋野潟南部地区での交流・賑わいなど複合拠点形成へ鳥屋野潟南部東西線整備に4000万円を新規計上した。一般会計の普通建設事業費は390億1032万5000円で、前年度比59億928万3000円、17・9%の増加。


 一般会計の総額は過去最大規模の3977億円で、同比55億円、1・4%の増加。中原市長は「子育てや都市活力向上、各区の課題解決に重点を置き、基金取り崩しに頼らない均衡予算」とした。

 主な事業を見ると、中心市街地の活性化へ万代広場など新潟駅周辺整備に55億2497万円を計上したほか、新潟駅交通ターミナル(バスタ新潟)の整備に2333万4000円、新潟駅構内への観光案内センター整備には1億8000万円を投じる。また上所駅整備に5億9420万円、越後石山駅・巻駅周辺整備事業に1億9000万円を配分し、駅前広場や自由通路の整備を進める。旧三越新潟跡など市街地再開発事業には7億4210万円を充てる。

 道路関係では新潟中央環状道路に22億円、幹線道路整備に40億1433万4000円、橋梁維持補修に23億6701万8000円、道路維持修繕には27億3984万6000円を計上。新潟空港周辺道路改善事業で900万円を充て、将来を見据えた交通課題の抽出と対策を検討する。

 このほか亀田清掃センターの建て替えに2950万円を付け、環境影響評価と24年度の工事発注に向けた準備を進める。新規で山の下みなとランドの遊具更新には1億1000万円を投じ、大型遊具を設置。山潟地域コミュニティ施設整備には3億1000万円を計上し、建設工事に着手する。

【写真=中原市長は「子育てや都市活力向上を中心に過去最大規模の予算」と説明】

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