水戸市は10日、昨年12月末から延期されていた内原保育所移転増改築工事の建築・電気設備・機械(給排水)設備に係る一般競争入札を行い、このほど施工者を本体建築工事がコスモ・飯島JVに、電気設備工事がセンター電機(株)に、機械(給排水)設備工事が柴沼金物店にそれぞれ決定した。工期は約7か月間を見込み、今後、来年8月上旬の完成を目指し、整備を進める。
新・内原保育所は、旧・内原町役場跡地の内原町720-1地内、敷地面積約3267㎡に移転増改築される。
施設規模は、W造平家建てで、延床面積673・46㎡、建築面積713・66㎡で計画。
実施設計は、(株)匠建築研究室(水戸市)が担当し、昨年10月からは幼・保共用化に向けた設計の見直し等を行った。
市では、本体工事の発注にあたり、工事を建築・電気設備・機械(給排水)設備の3工事に分離し、今月7日に一般競争入札を公告。
昨年12月20日に入札執行を予定していたが、談合情報により延期していた。
今月10日に再度、各工事に係る一般競争入札を予定し、入札を執行。
建築工事はコスモ綜合建設・飯島工務店JVが1億1550万円で、電気設備工事はセンター電機(株)が2980万円で、機械(給排水)設備工事は柴沼金物店が3000万円で落札。また、同日に機械(空調)設備工事に係る指名競争入札も行い、鯉淵工業が1650万円で落札した。
11日には、市内部で入札審査会を開き、この中で正式に決定した。
今後、来週16日までに各社と契約を結び、着工する運び。
工期は約7か月間で、来年8月上旬の施設完成を目指す方針だ。
内原保育所移転増改築事業は、旧・内原町との合併に伴い合併建設計画に基づき、施設の老朽更新を図るとともに新たに新たに乳児保育や地域子育て支援センターを開設し、水戸市と同等の保育サービスを行えるよう整備するもの。今回の増改築により、入所定員は0歳児6名、1・2歳児18名、3歳児18名、4歳以上児28名の合計70名と現在の60名から10名増加する。
















