長岡市は、「長岡防災シビックコア地区B街区」(千歳1丁目ほか)内で計画する長岡市民防災公園のデザイン及びアイデアコンペを実施する方針で、公募を開始した。コンペは、ハード面を提案するデザインコンペとソフト面を提案するアイデアコンペの両面で行う。説明会は今月20日(金)に開催。応募は2月24日(金)まで受け付ける。公園の基本・実施設計は最優秀提案をもとに平成18年度以降に着手する見通しだ。
今回のコンペ参加者は、デザインコンペは団体、法人、個人を問わず参加可能だが、アイデアコンペは長岡市に在住、通勤、通学する方及び出身者(個人参加のみ)が対象。
まず、デザインコンペは、シビックコア地区のうち、長岡市民防災公園、消防本部、官庁施設を含めた区域4・6haについて、各施設が相互に連携した質の高い景観を形成するための空間デザインに関する提案を募集する。このうち、長岡市民防災公園については、災害時には広域避難地として利用するため大規模で平坦な空間とし、日常的には賑わいのある居心地の良い空間とすることを基本とする。
主要施設のうち、長岡市民防災公園は面積3・0haで、多目的広場、花の広場、緑化センター、防火樹林帯、全天候型公園施設(市民防災センター)、駐車場等を整備する。概算工事費は約10億円。
また、消防本部は1・0haの敷地に延床面積7500㎡で、官庁施設(国の合同庁舎)は0・6haの敷地に延床面積1万㎡でそれぞれ計画。
選考は長岡市民防災公園コンペティション審査委員会が行い、<1>日常的に求められる「賑わいのある居心地のよい空間」<2>災害時に求められる「防災上の機能」―の両方が実現し、融合したデザインとすることを目標に総合的に評価する。最優秀のデザインをもとに、18年度以降基本設計・実施設計を行う方針だ。
一方、アイデアコンペは、長岡市民防災公園のみを対象とし、市民が利用しやすい、使いやすい公園とするためのアイデアを募集する。
主な視点は、<1>災害に備え必要な施設及び利用方法<2>日常的な公園の魅力を向上させるための施設及び利用方法<3>花の広場・緑化センターの施設内容及び管理運営方法<4>全天候型公園施設の施設内容及びそこで提供するサービス―を想定。
審査はデザインコンペと同様にコンペティション審査委員会が行う。
入賞した提案内容については、市が実施に向けて検討する予定だ。
なお、デザインコンペについては、今月20日の午後2時より長岡市立劇場大会議室(長岡市幸町2-1-2)で説明会を開催する。
応募先及び問い合わせ先は、同市公園緑地課(電話0258-36-2230)まで。