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魚沼地域の景観配慮方針策定/防護柵整備マスタープラン/県魚沼地域振興局

2006/01/13 新潟建設新聞

 県魚沼地域振興局地域整備はこのほど、「魚沼地域の景観に配慮した防護柵等の整備に関するマスタープラン」(案)を策定した。

 主な内容は次の通り。

[市街地(住宅地)の街なみを基調とする地域(旧堀之内町・旧小出町の市街地部分)]

▽配慮のポイント=景観をひきたてるよう配慮する

▽形状=細部のデザインや危険性のない形状・人とのなじみに良いものとすることに配慮する

▽配置=植栽など他に景観的に優れている施設で代用できないか十分に検討する

▽色彩=ダークブラウンを基本とする。ただし、重たい印象となりすぎる場合はグレーベージュを候補色とする

[田園景観を基調とする地域(前地域を除いた魚沼市の都市計画区域全体、旧6町村それぞれの主な集落形成地域)]

▽配慮のポイント=道路と周辺の田園空間とを分断せず、周辺への眺望を確保するよう配慮する

▽形状=目立たないシンプルな形状とする

▽配置=防護柵はできるだけ設置しない

▽色彩=ダークブラウンを基本とする

[樹林地・河川景観を基調とする地域(前2地域以外の魚沼市全域、人家等が少なく山林等の自然が広がっている地域)]

▽配慮のポイント=連続景観を印象的に眺められるよう配慮する

▽形状=目立たないシンプルな形状とする

▽配置=必要最小限の範囲で設置し、その場合も景観への眺望を阻害しないよう透過性の高いものを使用する

▽色彩=ダークブラウンを基本とする

[路線として統一した整備をする区間(国道252号小出~入広瀬間、国道352号小出~湯之谷間、主要地方道小出奥只見線奥只見シルバーライン)]

▽配慮のポイント=自然豊かな地域へ向かう道路としての期待感に沿うよう配慮する。また、木材製品の利用も積極的に検討する

▽形状=目立たないシンプルな形状とする。細部のデザインや親和性に留意する

▽配置=必要最小限の範囲で設置し、その場合も景観への眺望を阻害しないよう透過性の高いものを使用することとし、連続景観を印象的に眺められるよう配慮する

▽色彩=ダークブラウンを標準とする。ただし、設置にあたっては今後十分留意し、ダークグレーを候補色として、現地に合うものを十分検討したうえで設置する



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