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群馬県渋川農村整備センター

県渋川農村整備センターは笠張地区で道水路管工

2023/02/21 群馬建設新聞

県中部農業事務所渋川農村整備センターは、渋川市赤城町長井小川田地内の笠張地区で道路工と管路工を予定している。事業費1・4億円を見込んでおり、3月ごろに工区ごとに条件付き一般競争入札で3件公告する。設計は藤和航測(前橋市)が担当した。

同地内では25・1haで農地の区画整理事業を進めており、2019年度から事業に着手。今回発注する工事は22年度で区画整理を行った2~3工区9・27haが対象。道路総延長2・4㎞と管路3・5㎞を整備する。

工事は2工区が管路工延長770m、道路工延長910m。3工区が管路工延長530m、道路工延長630m。4工区が管路工延長1170m、道路工延長980m。管路工は農業の灌漑用水としてφ100㎜~150㎜のVP管を1m程度の深さに埋設する。

道路は幅員4m~6m。地域の幹線道路となる道路のみアスファルト舗装する。下層工が厚さ12㎝~42㎝、上層工が厚さ10㎝~15㎝、表層工が厚さ4㎝。一部の道路は水兼道路とする。排水設備は道路沿いに排水路が入る箇所あり、300㎜~500㎜のGPU側溝を一部に埋設する。

工事の残面積17haで、24~25年度にかけて8haと9haを分けて区画整理や補完工を進める。同地区の事業は26年度の完了を予定している。

22年度は区画整理を南雲建設(渋川市)が4工区、田子林業(渋川市)が3工区、木暮組(渋川市)が2工区を担当した。このほか排水路工事を赤城土建(渋川市)、付帯工事として擁壁工を木暮組が、道水路管工事を田子林業、測量設計を藤和航測が実施した。

工事は県営赤城西麓土地改良事業の一環として渋川市赤城町長井小川田地内の笠張寺後原地区で約105haで整備を進めているもの。笠張地区25・1haと寺後原地区約80haに分割して事業を進める。笠張地区は赤城西麓広域農道と関越自動車道の間に位置する。主にコンニャクが栽培されているほか、ウドやネギなどの畑作が行われている。区画整理を行うことで生産性の向上などを図る。

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