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栃木県塩谷町

塩谷町 2023年度当初予算案 新庁舎建設・移転事業に12億1050万円

2023/02/21 日本工業経済新聞(栃木版)

 塩谷町は17日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比2・3%減の66億4000万円。普通建設事業費は13・1%減の14億8122万7000円。新庁舎建設・移転事業に12億1050万円、町道道下喜多線などの道路新設改良費1億2018万円を計上。給食センター空調機器更新、橋梁補修、船生団地駐車場防草対策に工事費を措置した。水道事業は老朽石綿管更新と船生地区水道施設統合に向けた調査設計を進める。(2面に予算額)

 新庁舎の整備は建設工事に7億5383万円を配分。10月10日の開庁を目指して新庁舎工事を促進するとともに、舗装や植栽、外灯などの外構、西側進入路の仕上げ工事を進捗に合わせて発注する。新庁舎関連では備品購入2億1139万円、庁舎ネットワーク構築業務9410万円などを措置した。

 道下喜多線は8200万円。新庁舎東側の国道461号と旧道を結ぶ荒川右岸の道路で、ゆとりある歩行空間を確保した全幅10mに拡幅整備する計画。4月にも測量設計を委託し、23年度中に着工、複数年で工事を実施する予定。

 このほか道路新設改良費は富士山前河原2号線(船生)の工事に2100万円を計上。町道舗装修繕工事費は1億2870万円、町道維持工事費は1650万円、交通安全施設等整備は396万円。町道橋補修工事は松川下橋(大宮)に2200万円。

 船生団地駐車場防草対策工事は1980万円。土の部分にコンクリートまたはアスファルト舗装を施す。地籍調査費は155万円。

 林道橋梁補修は船木沢線第1号橋と山口線御神楽橋の工事に2973万円。林道13橋の点検業務に780万円。

 寺小路ため池防災工事計画概要書作成に100万円、西山地区の排水路土砂撤去工事に130万円、金枝地区揚水機更新補助金に374万円。

 給食センター空調機器更新工事は2983万円。総合公園多目的広場トイレ改修工事に1320万円、生涯学習センターキュービクル修繕工事に418万円、熊ノ木体育館改修工事に253万円。

 消防用ホース乾燥施設設置工事に172万円、天頂工業団地用地測量に176万円、浄化槽台帳作成委託に270万円。防犯灯LED化の工事費、空き家改修補助金を措置した。

 水道事業会計の資本的支出は4億6829万6000円(前年度比12・3%減)。建設改良費は3億2488万円(16・6%減)。水道配水管・水道施設整備に2億7869万円を充てる。

 町内で更新が必要な石綿管の延長は約17㎞。道路改良などに併せて年間約2㎞のペースで更新している。水道施設は西古屋水源と山口水源を船生水源に統合するため基本的な設計を進める。

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