県農林水産部は17日、糸魚川市の筒石漁港海岸に大量漂着したイワシの埋立処分が完了したことを発表した。イワシの処分には地元の笠原建設が協力。糸魚川市の米田徹市長は15日の会見で同社に対し「急きょの要請にも関わらず、処理チームを編成していただき、心から敬意と感謝を申し上げる」と語った。
筒石漁港海岸では、7日からイワシが大量漂着し、回収を進めたが、腐敗や砂の付着で飼料会社の引き取りや焼却処分できないものなどは海岸内へ埋め立てを進めていた。14日から作業を開始し、埋立量は大型土嚢袋296袋に上る。
大量漂着したイワシからは、離れた場所からでも分かる悪臭が発生し、周辺一体の生活をおびやかす災害となった。
【写真=イワシ埋立処分】