かすみがうら市(宮嶋謙市長)は1日、2023年度当初予算案を公表した。道路関連では2億2000万円を配分し、(仮称)石岡・かすみがうら幹線道路整備などを推進する。また、(仮称)千代田パーキングエリア(PA)スマートインター(SIC)事業道路改良設計費には2653万円を付けた。ほか、都市公園整備に向けた基本設計費に22年度からの繰越明許費約3500万円を措置。水道事業では霞ヶ浦浄水場中央監視操作施設等更新工事に5億7141万7000円を充てる。
一般会計の総額は181億4800万円で前年度比7・2%の減。普通建設事業費は旧新治地方広域事務組合施設解体の解体完了などにより21億669万9000円で、前年度比38%の減となる。
市道整備では、道路改良工事に2億2000万円を充て、石岡・かすみがうら幹線道路整備を進める。同幹線道路は、かすみがうら市と石岡市をつなぐ全体延長1800mの路線。かすみがうら市分は1100m。
千代田PAのSIC設置事業では道路改良に向けた設計費に2653万円を付けた。22年度からの繰越明許費として1936万1000円を措置しており、路線測量や地質調査も実施する。
稲吉南二丁目へは「賑わいのある公園」を整備する。かすみがうら市複合交流拠点施設建設予定地として市が購入したが、見直しを行ったことから基本設計に着手するもの。敷地面積は約2万8000㎡で、交流センターと防災公園を整備する計画。
下稲吉中学校においては1650万円を充当し、給食室改修の実施設計に取り掛かる。23年度中に設計をまとめ、24~25年度にかけて建設工事を行う想定。
一般会計ではほかに、道路排水整備工事に4500万円、防火水槽新設工事費に1400万円、河川等改修調査業務委託に800万円などを計上。
水道事業会計の資本的支出は7億7427万1000円で、前年度比22・6%の減。霞ヶ浦浄水場中央監視操作施設等改修費に2カ年継続費5億7141万7000円を設定したほか、配水管布設工事等には1億3579万9000円を盛り込んだ。
下水道事業会計の資本的支出は10億1048万5000円で5・1%の増。逆西調整池整備に向けた実施設計費に1984万4000円を投じる。農集土田地区公共下水道接続工事費では8759万円を計上。