潮来市(原浩道市長)は2日、2023年度の当初予算案を公表した。主なものでは、潮来クリーンセンターの改修などに6億830万8000円、水上スポーツ拠点整備に向けた基本・実施設計に1839万2000円を充当。ほか、旧牛堀出張所等跡地利用基本計画策定事業で1339万8000円を盛った。水道事業では、配水管等整備事業に7億5160万円を付けたほか、下水道事業では、延方中継ポンプ場改築工事に1億円、耐震化補強工事に4600万円を計上した。
一般会計の総額は、134億1500万円で、前年度比2・7%の増。普通建設事業費は4億4700万円で、前年度比34・6%増。道路新設改良や都市公園整備が増額の要因となった。企業会計では、水道事業で15億6850万4000円、工業用水道事業に1754万7000円、下水道事業には25億6804万2000円。
潮来クリーンセンターは、計画的な維持補修工事を実施する。焼却施設工事とリサイクル施設補修工事、粗大施設補修工事を計画。センターの運営状況により分割で発注し、順次着手していく。 日本一の水路のまち整備事業では、水上スポーツ拠点整備に向けた基本・実施設計に着手。ほか、船着き場の浮桟橋整備工事を推進する。
旧牛堀出張所等跡地利用基本計画策定事業は、早ければ6月に基本計画策定業務を委託し、パブリックコメントを経て23年度内の策定を目指す。順調ならば24年度に基本設計へ着手する流れを想定する。
道路事業関連では、市道(潮)1級10号線をはじめとする4路線の新設改良に2億500万円を投じる。香島橋橋梁長寿命化工事(宿田園都市センターから牛堀小学校)には1億100万円を盛った。
水道配水管等整備事業では、前川・洲崎地区等の石綿セメント管更新工事(L560m、口径φ50~φ125)、小泉地区等の老朽管更新工事(L1300m、口径φ100)などを実施。延方中継ポンプ場では、施設の長寿命化を図るため電気・機械設備改築、施設の耐震化事業を進めていく。