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県教育委員会 沼田利根地区の新高校整備 年度早期に設計委託

2023/03/07 群馬建設新聞

県教育委員会は、2025年度からの開校に向け準備を進めている沼田・利根地区の新高校整備について、基本および実施設計業務を2023年度の早期に委託する予定。発注方式については、現時点で未定としている。沼田高校の校舎増築や改修を目指すもので、23年度は設計の他にセミナーハウスの解体工事も予定している。

新高校は、既存の沼田高校(沼田市西原新町1510)の校地を利用して整備する。沼田女子高校との統合により男女共学となり、全日制課程は普通科5学級、定員200人。定時制課程では普通科1学級40人としている。

沼田高校にはRC造3階建て、延べ床面積6820㎡の校舎や同造2階建て、延べ床面積3150㎡の屋内運動場などの他、2万6181㎡の屋外運動場がある。

統合校の校地については、沼田女子高校と比較し運動地面積が3・5倍あることなどの観点から沼田高校とすることを決めた。

新年度予算案に基本、実施設計業務委託費として1億4105万3000円を計上。また、セミナーハウス解体工事費として1283万1000円を盛り込んでいる。セミナーハウスはS造2階建て、延べ床面積339㎡の規模。

年度早々に委託する設計では、アスベスト調査も実施するとしており、施設の詳細な内容については基本設計の中で詰めていく。

統合後に空き施設となる沼田女子高校(同市東倉内町753―3)の跡地活用については、現段階で未定。今後、新高校開設準備会において、利活用方法や校名などについて検討するとしている。また、23年9月までに基本構想を策定する考えを示している。

沼田女子高校は、校舎がRC造4階建て、延べ床面積6958㎡、屋内運動場が同造3階建て、延べ床面積2466㎡。屋外運動場は6960㎡の広さとなっている。

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