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茨城県笠間市

今年9月の工事発注へ/清掃センター解体撤去事業

2006/01/17 日本工業経済新聞(茨城版)

 笠間市は、大郷戸字梶山地内にある清掃センターを来年度、全面的に解体撤去する方針だ。今年度は、工事に係る計画設計業務を東和科学(株)に委託し、昨年10月までに策定を完了。来年度は、総工費約2億円弱を投じ、解体撤去工事を9月頃にも指名競争入札により発注する。工期は約6か月を見込み、18年度末での完了を目指す。

 清掃センターは、市の北側に位置する大郷戸字梶山765地内に立地している。

 敷地面積は、1万3500㎡。

 敷地内には、焼却施設として焼却炉が15t2炉と10t1炉がある。型式は、守住式円形焼却炉(回転ロストル方式)で、ピットアンドクレーン給塵方式となっている。このほか管理棟180㎡、焼却炉室として機械室271・4㎡、排水処理室24・5㎡などの施設が併設されている。

 昭和57年6月に整備されたが、築後約25年が経過し老朽化が進むとともに、その後のダイオキシン規制が厳しくなったことから平成15年11月末で焼却炉の稼働を停止している。

 現在は、リサイクルできる資源物の搬入のみを受け入れている。

 町では、清掃センター施設の全面的な解体撤去工事を計画。

 今年度は昨年7月中旬に工事に係る計画設計業務を指名競争入札で、東和科学(株)(つくば市)に518万円で委託。昨年10月末で策定を終えた。

 工事については、来年度の単年度での実施を予定している。

 町担当課によると、今年3月19日に同市と友部町、岩間町の近隣3市町が合併するため、発注時期は7月以降、9月頃にも指名競争入札を行い着工する見通しだ。

 工期は、約半年間を見込んでおり、平成18年度末いっぱいでの工事完了を目指す方針だ。

 総工費は、概算で約2億円弱を見込んでいる。



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