中央市は公共施設等総合管理計画の改訂に向け素案を公表した。2016年度の策定から21年度で5年経過したことを踏まえ、内容を見直す。現在パブリックコメントを実施しており、それら意見を踏まえ年度内の改訂を目指す。
今後のあり方について各施設の方針を見ると、現計画に盛り込まれている田富総合会館(床面積2177㎡)の解体方針に変更はない。玉穂・田富・豊富の各図書館(計3540㎡)は、市内に3カ所同種施設がある現状を踏まえ、適正化を検討する。シルク工芸館ふれあい館(シルクふれんどりぃ、1771㎡)は新年度、改修工事に着手予定。道の駅とよとみはシルクふれんどりぃ改修完了後、早期改修を目指す。
学校施設については、小中学校施設長寿命化計画に基づき改修を進めるとした。同計画に示した老朽化度などから、田富小(校舎2棟、体育館など)の改修から始め、その後三村小、玉穂南小の順に事業着手したい考え。
保育施設では、田富第2の建て替えに向け新年度から設計に着手する予定。その後田富第1・玉穂両施設の大規模改修を目指す。
公営住宅については、公営住宅等長寿命化計画に基づき、下田保・飛石・町之田を建て替える計画。まずは25年度から下田保の建て替え(RC4階2棟予定)に着手する方針を示している。
このほかの主な施設の方向性は次のとおり。
【建て替えの方向】
◇田富ひばり児童館(196㎡)
【補修しながら維持の方向】
◇豊富郷土資料館(1157㎡)
【解体の方向】
◇田富福祉公園コミュニティセンター(1583㎡)◇田富北体育館(709㎡)◇農業者トレーニング研修センター(216㎡)◇田富わんぱく児童館(197㎡)◇田富すみれ児童館(253㎡)◇豊富保健センター(412㎡)◇旧資料館(442㎡)◇旧豊富診療所(418㎡)◇今福配水場(234㎡)
【写真=解体する方針の田富総合会館】