記事

事業者
埼玉県草加市

18年度末に一括発注/リサイクルプラザ建設

2006/01/17 埼玉建設新聞

 草加市は、クリーンリサイクルセンター(稲荷1-8-1)の建て替え事業として、同敷地内に建設を予定するリサイクルプラザの設計および施工を、18年9月ごろまでに業者を絞り込み、12月議会に予算案を提出、その後、設計から施工までを一括発注し、3月議会までに契約を結ぶ方針。新施設の建設および既存施設の解体作業は、18年~21年の4ヵ年事業で行う。順調に進めば、21年4月の供用開始を予定している。また、今年度末には建設位置などを都市計画決定する方針。

 新施設は稲荷地内にあるクリーンリサイクルセンター所在地に建設。施設面積は約5850㎡。能力は、1日5時間稼動で、不燃ごみ、資源物、缶、ビン、不燃性粗大ごみ、有害ごみなど35tを予定している。施設機能では、循環型社会の構築に向け、リサイクル教室や再生品の販売展示といった啓発施設を複合する。

 リサイクルプラザ全体配置案では、汚泥処理施設や車庫がある部分に、破砕施設としてリサイクル棟、啓発施設としてプラザ棟を建設する。2施設は、連絡通路で繋げる案になっている。着工ではまず、汚泥処理施設と車庫を解体し、リサイクル棟とプラザ棟の建設を先行する。その後、既存の破砕施設部分を、新施設が完成し次第、解体、駐車場として整備する考え。導入機能はほかに、ストックヤード、駐輪場、計量機を備える予定。汚泥施設で行っている汚泥水分除去などは、今後、民間施設に委託する方針で検討している。

 既存のクリーンリサイクルセンターは、缶が日量8t、ビンが同12t。年間では、缶1100t、びん2400tを処理している。

 同プラザの建設計画は、昭和62年の稼動後、19年が経過する既存施設の老朽化から浮上。ごみ処理基本計画の中では、中期(18~22年度)の計画期間に位置付けていた。

 20日から(2月3日まで)は、昨年11月に日本技術開発(さいたま市、電話048-851-0022)がまとめた生活環境影響調査報告書と建設位置などの都市計画決定の縦覧をクリーンリサイクルセンターで開始する。閲覧期間中は、意見書の提出も可能。今後の都市計画決定に役立てる。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら