滑川町は懸案の学校教育施設2施設について、18年度の実施へ向けて始動する。南部小学校建設は12月補正予算で盛り込んだPFI導入可能性調査(委託料1000万円)を近く委託し、新年度は事業者選定へと進む。18年度から2か年継続の工事を計画する滑川中学校改築は、延べ床面積6000㎡程度に仕上げる考えを示した。
南部小学校建設については、8月でPFI予備調査を終了。その結果PFI導入は有効であるとの結論に達し、庁内委員会で意見をまとめ、12月補正予算でPFI本調査費を盛り込んだ。
規模は、1学年2~3クラスで、全体15~18クラス程度を予定。用地地質調査はソイル技術研究所(東松山市、電話0493-24-3373)が、PFI予備調査は建設技術研究所(さいたま市、電話048-835-3700)がそれぞれ担当した。
南部小学校の建設予定地は、月輪地内の敷地1万9851㎡。区画整理による人口・生徒数の増加で、既存の宮前小学校だけでは対応が難しいとの見方から浮上した。
一方の滑川中学校改築は、宇田川太郎建築設計事務所(東松山市、電話0493-25-0131)が実施設計をまとめており、近くまとまる。
滑川中学校(福田700)校舎は、RC造3階建てと2階建ての2棟構成、総延べ床面積3364㎡の規模。昭和39年建設で老朽化が著しい。13学級で児童数は365名。
新校舎は、当初1棟のRC造4階建て、延べ床面積6750㎡規模、15クラスを見込んでいたが、約6000㎡へと規模を縮小した。