県が子持村内で工事を進めていた国道353号「鯉沢バイパス」が来月4日に全線開通する。それに伴い同日、同村公民館(同村役場敷地内東側)及び同バイパス上の国道17号側において開通式を行う。
同バイパスは、国土交通省が事業促進している国道17号鯉沢バイパスの子持村白井を始点とし、国道17号(現道)を横切り、国道353号(現道)の同村北牧までの全長2200m(W14m)。1期工事分として17号バイパスから17号吹屋交差点までのL約800m区間は平成8年度から供用を開始。
一方、残区間である2期工事区間は、吹屋交差点から国道353号までのL約1400m(W14m)となっている。
同事業は、国道17号と国道353号が合流する鯉沢交差点付近の交通渋滞が慢性的に起こり、地域住民の長年の懸案となっていたため昭和63年度から事業着手した。特に観光シーズンはスキー客などの交通集中による渋滞が激しく、草津方面と渋川伊香保インターチェンジまでの円滑な通行を目的に17号バイパスと合わせて計画された。
なお、総事業費として約58億円を投入した。