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埼玉県宮代町

金原運動公園の実施設計業務を住都公団と委託協定締結、10年度下期に調整池整備工事を発注

1998/07/31 埼玉建設新聞

 宮代町は、金原運動公園整備に伴う実施設計業務をこのほど、住宅・都市整備公団と委託協定を締結した。近く、同公団から設計業務を委託、年度後半に調整池整備工事を発注する。全体工事は十一年度から着手し、十二年度末の完成を目指す。

 今年度、実施設計を行うのは、アーチェリー競技場部分と、RC造平屋建ての管理棟、樋管および約五、〇〇〇t容量の調整池。

 同公園は、平成十六年度の埼玉国体アーチェリー会場として利用されるもので、整備地区は、春日部市との行政境となる隼人堀川沿いの金原地区六・四ha。地区南側は市道が走っている。

 全体施設整備計画は、地区西側を二〇〇m×二〇〇m、二六レーンのアーチェリー競技場に設定。芝を張った競技場周辺には矢留め防護柵や仮設観客席などを配置。中央部には、更衣室、トイレ、二一四台収容の臨時駐車場、管理事務所などを建設する。

 また、調整池は市道を挟んだ東側にに設置し、一二六台収容の駐車場を兼ねる。駐車場から会場へはスロープを備えた延長約三〇mの地下連絡通路で結ぶ。公園周囲には植樹、植栽を施す。

 国体終了後の施設利用計画は、アーチェリー競技場用地を多目的広場、中央部をアスレチック広場としての利用案が挙がっているが、詳細は住民の意向を反映して決めるという。

 基本設計は共和コンサルタント(浦和市)。



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