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【就任】インフラDXで改善を/森下博之大臣官房参事官

2023/04/05 本社配信


 イノベーション担当の大臣官房参事官に就任した森下博之氏が日本工業経済新聞社など建設専門紙記者会のインタビューに応じた。インフラDXは、建設産業の生産性向上だけではなく働き方改革、担い手確保などの解決へ大きな礎になる取り組み。期待も大きい分、責任も大きいと語る。DXアクションプラン第2版は夏ごろ策定のスケジュールで動いており、成果の第一歩になるとみている。

 インフラDXは、建設分野が抱える生産性向上はもちろん、働き方改革や担い手の確保などのさまざまな課題を解決するための「大きな礎になる取り組み」との考えを示す。各部局などでそれぞれの取り組みを進めており「さらに大きなものに飛躍させていく」。得られた技術や経験などを集約し、蓄積して、それを横展開していくことで「取り組みをサポートしていきたい」と語る。

 参事官グループは、土木、機械、情報通信の3つのグループが一つになっており、分野横断的な専門知識が集まっている。専門力に磨きをかけた専門部隊なので「それをうまく発揮できるようなチームワークを生み出すしたい」と話した。

 趣味は子どものころからの夢だったクラッシックバレエ。3年前に教室のドアを叩いた。足のポジションから教わり始めて、今年1月には発表会で成果を披露するほどの上達ぶり。踊っていると「何もかも忘れますね。筋はいいみたいです」と笑顔がこぼれた。


【略歴】もりした・ひろゆき

 1994年大阪府立大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了、建設省採用。総合政策局公共事業企画調整課施工安全企画室長、道路局国道・技術課技術企画室長、九州地方整備局企画部長を経て4月1日付で現職。53歳。奈良県出身。

森下参事官

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