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県病院局 県立小児医療センター再整備 マスタープラン策定へ検討進む

2023/04/11 群馬建設新聞

県病院局は、県立小児医療センター(渋川市北橘町下箱田779)の建て替えについて、再整備へ向けたマスタープラン策定を計画している。現在、経営戦略課内で策定へ向けた準備を進めている段階で、新施設の整備に向けて各内容の見直しを含めて検討を行っていくとしている。

同センターは、1993年にメイン施設を建設。施設規模はRC造2階建て、病床数は150床。老朽化を原因とした雨漏りが頻発している状況となっている。また、電気や給排設備の老朽化も深刻な状態。さらに、修繕だけでは対処しきれない問題もあるとしており、診療の提供にも支障をきたしかねない状態としている。加えて、医療機能の面から見ると、小児患者以外への対応が困難であるなどの課題があった。

23年度当初予算には再整備マスタープラン策定業務費として1000万円を計上。850万円をマスタープラン策定委託料へ配分し、残りを報償費や旅費交通費などに充てている。マスタープランを策定することで新病院が目指す姿を明らかにし、設計の前提となる各種条件を整理する。

年度内は必要な医療機能や建物規模、面積、立地、事業スケジュールなど検討していく予定としている。

マスタープラン策定へ向けては、関係職員を中心に検討を進めて行くとしており、一部業務の外部委託や医療需要動向の調査・分析を実施する他、検討会開催などプラン策定に必要な業務を行うとしている。

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