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待矢場の2023年度事業概要

2023/04/12 群馬建設新聞

太田市や館林市などで農地管理業務を行う待矢場両堰土地改良区(水土里ネットまちやば)は、2023年度の事業概要を明らかにした。8件の工事を予定しており、防護柵改修工事や水門改修工事がメインとなる。工事は7月ごろから指名競争入札で発注を進め、10月までに完了させたい考えを示している。23年度は同改良区では初となる農業水路等長寿命化・防災減災事業も行う。

工事費は土地改良施設維持管理適正化事業、小規模農村整備事業ともに4000万円程度の予算を計上している。工事はいずれも1500万円程度の規模となる。初となる農業水路等長寿命化・防災減災事業には3300万円の予算を計上した。工事の設計については群馬県土地改良事業団体連合会(前橋市)が担当した。

8件の工事の他、待矢場両堰土地改良区と三栗谷用水土地改良区の共用施設として使用し、渡良瀬川中央土地改良区連合が管理する工事を1件予定している。工事内容は矢場減勢工整備補修工事。2022年度については太田頭首工取水・排砂施設整備工事および太田頭首工機側操作盤更新工事を実施した。

各事業における工事概要は次の通り。

【大谷幹線地区矢田堀堰整備工事】

太田市矢田堀町地内で鋼製のウォッチマンゲートを1門(1・8m×1m)を改修する。内容は扉体製作据付、巻上機分解整備、塗装。皿形ゲート交換も2門(φ300、φ400)で予定している。

【蓮河原堰地区ゲート整備工事】

館林市大新田町・大島町地内で、スライドゲート改修を2門(4・0m×1・6m、1m×1m)で予定。4・0m×1・6mのものは機側操作盤更新、巻上機モーター交換、塗装で、1m×1mのものは塗装および巻上機整備を実施する。

【伊谷田用水路地区樋の口堰整備工事】

館林市下早川田町でスライドゲート改修を2門(1・0m×1・5m、1m×1m)で実施。扉体製作据付、巻き上げ機整備、塗装が内容となる。

【大谷分水工地区ゲート整備工事】

太田市吉沢町でスライドゲート2門(3・6m×2・1m、2・6m×2・1m)の整備を計画。機側操作盤更新、巻き上げ機整備、塗装を実施。

【寺井小金井地区防護柵改修工事】

太田市寺井町地内で、老朽化する高さ1・2mの防護柵を延長300mで改修。併せて法面保護工600㎡も実施する計画となる。

【休泊堀地区防護柵改修工事】

太田市台之郷町地内で、防護柵改修工事を計画している。延長190mでの施工を予定。

【古海地区護岸補修工事】

大泉町古海地内で、ひび割れなどが発生している護岸で補修工事を進める。補修面積は5㎡程度となる。

【四ヶ村・仲伊谷田地区法面保護工事および小型水門改修工事】

館林市細内町地内で法面保護工事を100m実施する予定となっている。また、館林市上早川田町地内では、小型の水門改修工事を15基で計画中。

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