伊勢崎市は2023年度、卸売市場(日乃出町702)の売却に向けた準備に着手する。敷地の測量と地下埋設物の調査業務委託を予定しており、早期の指名通知を目指している。当初予算には、測量等業務委託料2426万6000円、地下埋設物の調査委託料1475万5000円を計上した。
卸売市場は、1981年の開設。事務所機能など市場の中心的な建物となる水産・青果中央棟はS造3階建て、延べ床面積1万5877・55㎡の規模。この他、中央棟と同時期に整備した◇倉庫棟839・88㎡◇水産冷蔵庫棟836・4㎡◇塵芥集積棟84㎡◇水産加工棟303・9㎡-などが立地する。
整備から40年以上が経過し、各施設が老朽化していることに加え、水産・青果中央棟では18年度に行った耐震診断でIs値不足がわかっている。
2022年7月には有識者によるあり方検討委員会を設置。23年3月に意見書が出されており、どのような活用をするかの検討を実施、売却する方針となった。なお、施設は3月末をもって閉場済み。
23年度に行う各種調査の結果を踏まえ、現存する施設の対応や売却方法や手続きをどのように進めていくか具体化していとしている。