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群馬県前橋土木事務所

小屋原立体を耐震補強/橋脚対象に巻立て工

2006/01/20 群馬建設新聞

 県前橋土木事務所は、前橋駒形線(駒形バイパス)ルートにある小屋原立体橋の耐震補強工事を計画している。

 県では阪神淡路大震災以降、災害発生に備え被災地での救急活動、救援物資の輸送などのルートとして緊急輸送道路を設定。同ルートに架かる橋梁の耐震補強整備を年次計画で推進している。

 今回の小屋原立体橋は、県道藤岡大胡線を跨ぐ陸橋で、規模は橋長368m、幅員14・5m、上部形式は本線がPCポストテンション連続箱桁、両サイドはPCプレテンション単純T桁で、昭和63年11月に供用。

 すでに、落橋防止整備は実施済みとなっており、今回は橋脚の補強を行う。同橋の橋脚は、上り線と下り線に各16基、計32基あるが、補強するのは段落とし部のある橋脚が対象で、巻立工法で耐震度を向上させる。

 30日に工事に係わる設計を入札執行。設計の対象区間は、藤岡大胡線の上部に位置する中央部の連続桁部分が対象で、それ以外のアプローチ部については橋脚に段落とし部があるかどうかの調査までを行い、段落とし部が確認された場合には別途設計を発注する。

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