県は、ぴゅあ総合(甲府市朝気)長寿命化改修工事の完成式と山梨県立国際交流・多文化共生センター開所式を1日に行った。式には長崎幸太郎知事や県関係者、来賓、改修工事を進めた設計、施工者などが出席し、工事の完成を祝った。
式の冒頭に長崎知事が「今後も末永く、誰もが身近で安心して利用いただける施設となるよう、ICT環境の整備やバリアフリー化などの改修を行いました。引き続き地域の皆さまに愛される活動拠点となるよう連携して、さまざまな施策を進めてまいります」と式辞を述べた。
来賓祝辞で県議会の久保田松幸議長が「県民が長く利用できるための改修を行い、多様な方々の利用に対応したバリアフリー化が進められた。多様な方々が利用できる活動拠点として期待いたします」と話した。
経過報告では改修の経緯などを県の担当者が説明。施設の経年劣化に伴い、あり方を検討する中で、一層の発展強化を図るため施設の長寿命化を実施した。工事は昨年の6月下旬から9カ月をかけて改修を行い、3月に完成した。
総工費は7億円を投入。屋上防水工事や外壁、エレベーター、空調設備、多目的トイレの設置、駐車場使用台数の増、バリアフリー化などを実施した。
続いて、建物の改修に携わった設計、施工者が紹介されると、参加者から拍手が送られた。
その後は関係者によるテープカットと、建物の1階へ新たに設けられた山梨県立国際交流・多文化共生センターの看板設置が行われた。
改修に携わった設計、施工者は次の通り。
◇長田組土木◇昭和建設工業◇共信冷熱◇新光設備工業◇山梨管工業◇柏木電工◇有電◇佐野設計◇城之内建築設備企画一級建築士事務所◇いわさわ設備設計事務所
【写真=長崎知事、久保田県議会議長、テープカットで完成を祝った、ぴゅあ総合の外観】