日本塗装工業会埼玉県支部(西浦建貴支部長)は12日、第60回定時総会をさいたま市内の浦和ワシントンホテルで3年ぶりの対面式で開き、2023年度事業計画案など全議案を承認した。
会歌斉唱の後、あいさつで西浦支部長は「コロナも感染症としての扱いが2類相当から5類に変わっていく中、少しずつ会の活動も再開できる状況になるのではと思っている。ただ、コロナがなくなったわけではないので、これからの活動はその時の状況を見て、対策をとりながら開催することになる」との考えを示した。続けて、「われわれは専門工事業の集まり。会員の皆さまに有用な活動をしなければならない。支部が情報ネットワークの要となって、皆さまにいち早く情報を提供できるよう担っていきたい」と改めて決意を示した。
本年度の事業としては、4月16日からペインテナンスキャンペーンが開始される。8月上旬に安全パトロール、9月下旬にセミナー、11月中旬にボランティア活動、来年1月に安全大会を予定している。
また総会の中で、ボランティアに貢献した和信化学工業、大塚刷毛製造埼玉支店、富田商店の3社に感謝状を贈呈。さらに、新たに入会したy’s、ナカニシ、AXIS、廣美装工業、守塗装、サンエーテクノ、一彩装、ワタル塗装工業の8社が紹介された。
総会後の懇親会では、来賓として同支部顧問を務める立石泰広県議会議員、建設業労働災害防止協会埼玉県支部の白石茂敏事務局長、埼玉県塗装業協同組合の遊馬久治理事長が出席。立石議員は「支部会員が増強できているということは、多くの方に会の活動が理解され、将来を見越して明るい兆しではないか」と述べると、白石事務局長は3年ぶりの総会や懇親会開催を喜ぶとともに、「働く人達の健康と安全を守るため、皆さまにも引き続き御協力をお願いしたい」と会の活動に期待した。
写真=3年ぶりに対面で開催された総会