新潟市は、合併建設計画事業として老朽化が進む根岸小学校の危険改築事業を進めている。校舎棟は平成18年度と19年度の2か年で改築工事を行う方針で、屋内体育館棟は19年度に単年度で工事を実施する。平成20年度に外構・グラウンド工事等を行って事業が完了する見通しだ。概算総事業費には約8億1200万円を見込んでいる。
根岸小学校の所在地は、旧白根市の山崎興野2288番地。
同小学校は増築を重ねてきた校舎であり、昭和30年3月に木造改築された部分と、昭和40年5月にRC造で建築された部分、昭和32年3月にS造で建築された体育館の老朽化が進んだことから耐力度調査を実施。その結果、早急に改善する必要が生じたことから、既存敷地内で全面改築する方針を決めた。
新施設の規模は、校舎棟がRC造(耐火構造物)3階建て延べ約2300㎡、屋内体育館棟がS造平家建て延べ約920㎡で計画。
事業スケジュールとしては、今年度は校舎棟を中心に基本・実施設計を進めているところ。当初計画では校舎棟は平成18年度に単年度で改築工事を行う予定であったが、県当局との協議の結果、交付金の関係から18年度と19年度の2か年継続事業に変更した。
また、18年度には屋内体育館棟の実施設計も行う。
平成19年度は屋内体育館棟の改築工事と既存校舎棟の解体撤去を予定している。20年度には既存体育館の解体撤去及び外構・グラウンド工事を実施する計画だ。
概算総事業費には、8億1202万3000円を見込んでいる。
設計業務は、新潟市建築設計協組(チーフ・(株)コンフォルト)が担当している。