関東経済産業局は、2023年4月の管内経済動向で総括判断を「一部に弱い動きがみられるものの、持ち直している」と発表した。2カ月連続の判断となっている。公共工事は2カ月連続で前年同月を上回っており、請負金額(23年2月)が2317億円で前年同月比22・1%伸びた。
今後については、新型コロナウイルス感染症の感染状況や国際情勢の動向、物価上昇等が国内経済に与える影響について留意する必要があるとしている。
生産活動は、輸送機械工業をはじめ11業種が上昇し、6か月ぶりに上昇した。
雇用情勢は新規求人数(原数値)が23カ月連続で前年を上回っており、総じてみると管内経済は、一部に弱い動きがみられるものの、持ち直していると判断した。
判断の指標は23年2月のデータが中心となっている。