文部科学省は、ウェルビーイングに向けた学校施設づくりへアイデア集の作成に取り組んでいる。年度内にまとめる考えで、ワーキンググループでの検討を推進、視察やヒアリング、議論を重ねる。新しい時代の学びを実現する学校施設の具体的な整備事例をまとめる。
施設づくりのアイデアとして取り上げる視点に▽柔軟で創造的な学習空間、ICTの活用、共生社会の実現といった学校施設▽執務空間、休憩場所など教職員のウェルビーイングの確保▽地域の中核拠点となる学校施設(複合化、学校施設の民間活用、地域の防災拠点)▽安全・安心な環境を実現する学校施設(健やかな学習・生活空間の実現、脱炭素、木材利用)―などがあがっている。
また、学校関係者などの参画による学校施設づくりの例として▽基本計画づくりに、児童生徒を含む幅広い学校関係者が参加▽整備後も設計者が関わり、学校の使い方について児童生徒とともに考えている―といった視点を取り上げる方向となっている。
ウェルビーイング(Well-being)とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることをいう。