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山梨県都留市

消防本部庁舎建て替えへ/来年度から用地取得

2006/01/20 山梨建設新聞

 都留市は、老朽化が著しい消防本部庁舎(上谷2丁目)を建て替える方針を打ち出しており、庁内に「消防庁舎建設検討班」を設置、検討作業を開始した。現時点では建設地が決まっていないことから規模などは未定。年度内に方向性を決め次年度から用地取得を開始したい意向だ。着工時期などは現時点では未定であるものの、早ければ19年度中の完成を目指したい考え。

 同消防本部によると、現在使用している消防本部庁舎は、面積約935㎡の敷地内にあり、RC造3階建て延べ936㎡の施設。建築基準法が改正された昭和56年より以前の53年に完成したため、老朽化に加え、耐震性も十分に満たされていない。また、阪神淡路大震災後に実施した耐震診断で「補強工事が必要」との結果が下されていた。

 同建て替え事業は、これまで協議が行われていたものの、東部広域圏域での消防本部の広域化や、市町村合併などの動きに絡み、協議は持ち越されていた。しかし昨年に道志村との合併が頓挫したことから再び検討作業に入った。

 市は来年度の当初予算に新庁舎建設にかかる調査費を計上する考え。建設地の的を絞り、用地取得などを開始。19年度の完成を目指したいとしている。



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