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山梨県笛吹市

5月にも設計委託 ももの里温泉

2023/04/25 山梨建設新聞

 笛吹市は市営「ももの里温泉」(同市一宮町)改修の設計に着手する。仕様書を検討しており5月中の入札を目指す。市では5つの市営温泉の設備を効率的に維持・管理するため、整備基準を作成中。その基準を基に同温泉の設計を進める方針だ。

 足湯を除く同市の市営温泉は「なごみの湯」「やまゆりの湯」「みさかの湯」「ももの里温泉」「寺尾の湯」の5カ所。このうち寺尾の湯を除く4カ所は近い将来、大規模な改修が必要になると見られる。

 市は改修に向け各温泉で今後使用する管やボイラーなどの設備に統一基準を設ける方針。導入コストに加えメンテナンスのしやすさなどを踏まえ、今後の改修に同種のものを使用していく。2月16日に整備基準策定業務を疾測量に委託。5月末までにまとめる。

 市は本年度、ももの里温泉とみさかの湯を順次改修する方針を示した。まずはももの里温泉から改修する計画で、5月に設計を委託したい考え。同温泉については、洗い場が不足していることや外部から施設内が見えること、施設内に段差があることなどが指摘されている。

 設計着手後、例年10月ごろに予定する重点施策を話し合う庁内会議に、概算事業費などを示す予定。順調にいけば来年度当初予算案への工事費計上が見込まれる。

 同温泉は木造平屋建て約540㎡。1997年に建設された。複数の建物が並ぶ造りで、使用されていない施設もある。昨年度はカワイに業務委託し、4300㎡の用地測量などを実施した。



【写真=改修を予定するももの里温泉】

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