県は、旧やまびこ支援学校跡地の解体工事を実施する。工事は本年度から2カ年かけて行う。内容は、アスベストの除去と解体工事を見込んでおり、発注時期について現在詰めている段階。
大月市富浜町宮谷1497にある旧支援学校の施設は、経年による建物の老朽化に伴い、2020年に大月市猿橋町へ移転改築した。これに伴い、旧施設はしばらくの間、利活用を検討しながら空き施設となっていた。
解体する建物は校舎棟や体育館などを主とし複数にわたる。過年にアスベスト調査を進めたところ、煙突部分における断熱材や外壁の塗装剤に含有が確認されたという。工事ではアスベストの除去作業を行った後、解体工事に移る。
使用建材アスベスト分析調査は、AKI研究所が策定した。解体工事設計業務は新興建築設計事務所が担当し、成果品はすでに納品済み。
工期は本年度から2024年度の2カ年で進める。解体後の跡地利用については現段階で固まっていない。
事業費については本年度の当初予算に5億4043万2000円を計上している。