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事前応募5月下旬/フロンティアパーク坂東

2023/04/29 日本工業経済新聞(茨城版)

 県立地推進部は、坂東市山地区で計画するフロンティアパーク坂東に関する公募要領と事前エントリーの公表を5月下旬に予定している。7月の1カ月間を譲受申込書提出期間に設定した。全12区画はそれぞれ約1~約11ha規模で構成し、複数区画を申し込みも可能だ。分譲単価2万9000円台/㎡(坪単価9万円台後半)を見込む。合わせて、2023年度中に造成工事へ着手。25年度中の土地引き渡しを目指す。

 産業団地「フロンティアパーク坂東」は坂東市山ほかに位置し、圏央道坂東ICへ約4km、境古河ICへ約5kmとなる。開発面積約70ha、分譲面積約60haで計画、工業地域並の地区計画設定を予定している。

 12区画の規模は①9・3ha②11・4ha③2・2ha④1・2ha⑤2・7ha⑥3・6ha⑦4・1ha⑧2・9ha⑨2・4ha⑩3・1ha⑪6・8ha⑫9・8ha-となる。

 地区全体においては、最大2500立方m/日程度の上水道と2000立方m/日程度の汚水排水能力を見込む。雨水については、雨水宅内ますから雨水管を経て工業団地内の調整池へ放流。電力が特別高圧対応可。分譲価格に関しては9万円台後半/坪を見通す。メリットには坂東インター工業団地と沓掛工業団地に近接し産業拠点の集積化などを挙げた。

 事業全体の総額が約194億円。県では当初予算に事業費53億9800万円を確保し、限度額122億3880万円の債務負担行為(23~24年度)を設定した。23年度から造成工事に着手し、24年度に確定測量と引き渡しを見込む。

 坂東市では、計画決定に向けた準備が進む。原案によると対象面積は約71・5ha。幹線道路(W16m、L1435m)や補助幹線道路(W12m)5本・計1960mを配置していく。そのほか、緑地13カ所・計5・5haも整える。建築物の最高限度は容積率200%、建ぺい率60%。建築物敷地面積の最低限度を3000㎡と設定した。

 問い合わせは県立地整備課または東京統括本部まで。

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