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新潟県長岡市

新工業用地21.1ha、23年度は測量・設計【中之島中央産業団地】

2023/05/10 新潟建設新聞

 長岡市は、中之島・見附IC北地区に新しい産業団地「中之島中央産業団地」の整備を計画する。用地確保に向けて地内の農地27・6haを市街化区域に編入、工業地域へ変更する手続きに着手した。道・水路や緑地帯などを除いた21・1haを工業用地とし、1区画当たり0・7ha~3・8haで10区画を整備する。区画のサイズ、細分化などは今後に企業とも協議して決定する。長岡市の市有地などの売却・分譲を担う長岡地域土地開発公社は、2023年度当初予算に3億円を計上。現地測量・調査、実施設計を行う。

 場所は中之島字五十刈1128-1ほか48筆地内。北側に中之島工業団地、南に中之島流通団地が立ち並ぶ。同地内の道など公共部分も含めて田25・65ha、畑と雑種地などを含めた27・6haの農地について、市街化区域とし工業団地へ編入する。高速道路インターチェンジ(IC)や国道など主要幹線道路へのアクセス性の高さに加え、既存工業団地の集積地という好立地で、製造業や物流企業などの進出が期待される。

 新団地決定までの経緯では、長岡北スマート流通産業団地の公表を受けて次期産業団地の整備へ候補地5カ所を選定した。高速道路ICや主要幹線道との距離感、既存団地への接続性などを加味し、新たに適正な用地確保が難しいことから、農振農用地区域を含む同地での団地開発を決めた。

 産業立地課の野口仁課長は「周辺自治体の団地開発や企業の意向調査を踏まえると、大きな区画を求める声が多い。区画は10区画をたたき台に調査を進め、適切な区画数とサイズを決めていく。北スマ団地と同様に、造成開始と同時に予約分譲を呼びかけられるよう準備していきたい」と状況を話す。

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