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国土交通省羽越河川国道事務所

基本協定締結式を開催 道の駅「朝日」リニューアルで/羽越河川・村上市

2023/05/12 新潟建設新聞

 北陸地方整備局羽越河川事務所と村上市は9日、道の駅「朝日」リニューアルに関する基本協定を締結した。施設の配置、整備、管理運営、その協力体制などについて基本事項を確立。地域内外との交流の拠点となる道の駅「朝日」を産業振興や観光などの地域活性化のために幅広く利用される交流拠点として、機能の拡充と魅力向上や活性化を図るため、村上市と羽越河川国道事務所が連携し、リニューアルを進めるとし、協定を交わすこととこなった。

 締結式で羽越河川国道事務所の澤山雅則所長は「村上市と歩調を合わせて整備を進めさせてもらうため、基本協定をこのたび結ばさせていただいた。道の駅朝日のリニューアルにより、ますます人が集まる魅力ある施設となるよう整備を進めてまいりたい」とあいさつ。

 村上市の高橋邦芳市長は「物流を担う高速道路のネットワークがますます重要になってくることを考えると、高速道路の役割が非常に大きい」と強調した上で「今後、交流人口が増え、経済活動も活発化していく中で、拠点としての機能をこれから道の駅から発出していきたいと思っている。そういう意味で国と市がこういう基本協定を締結し、次の世代に向けた新たなステージでの道の駅朝日のリニューアルがこのタイミングでできることは楽しみであり期待を大きくしている」と意気込みを語った。

 同事業は、日本海沿岸東北自動車道の全線開通を見据え、猿沢地内にある道の駅朝日のリニューアルを計画。地域活性化を目的に既存の建物などを集約してメイン施設を整備するほか、園地の設置や駐車場の拡張などを予定するもの。

 概算事業費に14億800万円を試算。

 2023~24年度の2カ年で実施設計を策定する。25年度から建設工事に着手し、27年度のオープンを目指す。

 基本設計は、エーシーエ設計(長野県)が担当した。

【写真=基本協定を締結】

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