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早ければ6月末公告/ビッグハットと南長野運動公園施設の改修設計

2023/05/17 長野建設新聞

 長野市は大規模施設長寿命化改修事業で本年度、ビッグハット(若里三丁目)と南長野運動公園(篠ノ井東福寺)の設計業務を発注する。いずれも入札方式は条件付一般競争入札で、公告は6月末から7月頭に行われるもようだ。

 2事業とも設計段階から施工者が関与する「ECI方式」を採用する。ビッグハットの設計業務については、3月期請負工事審査委員会で審査、了承済み。2023~24年度に設計、25~26年度に工事を予定しており、実施設計に移行する段階で実施設計技術協力事業者(施工予定者)を選定する。施工に当たっては大手企業の技術力が必要との判断から、参加形態は大手と地元企業によるJV(条件を満たせば地元企業のみのJVも可)とする予定。23年度予算では、委託料5365万円を計上するとともに、24年度の債務負担行為で1億873万円を措置している。


■南長野は体育館・プール棟と野球場を一括


 一方の南長野運動公園施設については、4月公表の発注見通しで体育館・プール棟とオリンピックスタジアムの設計を分割して発注するとしていたが、一括で発注する方針を固め、5月15日公表の発注見通しで内容を修正。次回5月24日開催予定の請負工事審査委で正式に決定する。

 当初予算ではオリンピック施設大規模改修事業費として7244万円を計上。また24~25年度の債務負担行為で、体育館・プール棟の設計に6982万円、スタジアムの設計に1億1634万円の限度額を設定している。

 この2事業は「地元で施工できる工事は地元へ」との公契約等基本条例の理念を踏まえ、地元企業のみのJVによる施工とする方針。想定する工事期間は体育館・プール棟が25~26年度、スタジアムが26~27年度。

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